今日は宮古市立重茂小学校にやってきました。
来る10月27日(土)に、女優の中井貴惠さん主宰の「大人と子供の読み聞かせの会」の被災地公演「だいじょうぶキャラバン」第2弾を重茂小学校の体育館で行う予定をしており、今回はその下見と打ち合わせが目的でした。
ちなみに第1弾は今年の4月7日(土)に山田町立織笠小学校、8日(日)は宮古市立赤前小学校で実施しており、それぞれ過去のブログにアップしております。
また、今回は翌日の10月28日(日)には宮古市立山口小学校での公演を予定しております。
重茂小学校の校庭です。右奥が仮設住宅になっています。こちらは当日は来場者の駐車スペースになります。
読み聞かせの会場としてお借りする、体育館の中を見せていただきました。
校舎と体育館は築3年ということで設備も最新式でとてもきれいでした。
こちらは体育館と校舎を結ぶ渡り廊下です。また、津波で本来の校舎が被災してしまった鵜磯小学校と千鶏小学校の入り口でもあります。現在はそれらの学校の場所を一時的に重茂小学校に移して、3つの小学校がそれぞれ授業を行っています。会議室などを区切って2校の教室として利用されています。
本日は打ち合わせ終了後、本州最東端の魹ケ崎(とどがさき)にほど近い、重茂地区が現在どうなっているのか、視察もしてまいりました。
鵜磯小学校と千鶏小学校の現在使われていない校舎に行ってみました。
こちらは、重茂小学校の北にある鵜磯小学校の正門です。右側を見ると「津波到達地」の石碑が立ててあります。
石碑の場所から校門を通り、海の方に下って行く途中すぐ左側に鵜磯小学校の校舎があります。
左手前が地区センター、右奥が鵜磯小学校の校舎です。
学校の入り口です。昇降口でしょうか職員入口でしょうか。1階部分が津波で被災しています。時計を見ると地震発生時刻で止まったままです。
広い校庭です。静かでとても良い場所ですね。
鵜磯小学校の校庭の端から太平洋を望みます。この細い入り江を津波は遡上してきたのですね。
岩手県北バスの重茂車庫です。年季が入った車庫を見ると何となくノスタルジックですね。
こちらは千鶏小学校です。重茂小学校の南、姉吉地区を過ぎたところにあります。
1階部分が津波によって被災しています。
千鶏小学校は本州最東端にある小学校で、それを示すパネルがありました。
千鶏小学校の校舎から太平洋を望みます。こちらも広々とした校庭ですね。
校庭の端まで行って下を見てみました。この数十メートルの壁を津波が乗り越えてくるなんて、今でも信じられません。
宮古市姉吉地区の石碑です。津波から守られた地区としてニュースにも取り上げられた場所です。「~此処より下に家を建てるな」としっかり刻まれています。
ここから海に向かってすぐ下の50メートルのところまで津波が押し寄せて止まったそうです。
この石碑より高台にある姉吉地区の全12世帯は無事でした。
先人の教訓のおかげで集落は守られたのですね。
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