宮古の様子を実際に見て回りました。
宮古をよく知ってもらい、好きになり、それぞれが地元で宮古のことを発信してください。
浄土ヶ浜にて
過去の津波の教訓が記された碑を読み、先人のことばをかみしめました。
美しい海。
津波直後は多くの流木などで大変な状態でしたが、「宮古の宝」はいち早く整備されました。
浄土ヶ浜を愛する方たちの熱意や宮古を訪れる人たちへの思いを感じました。
学生たちはますます「宮古」と「宮古に住む人びと」が好きになりました。
次に田老地区に向かいました。
世界最大級の二重の防波堤が防潮扉を残して倒れたところです。
「この大きな防波堤が・・・」と、ことばを失いました。
この浜は38mも津波が駆け上がりました。
撮影場所足元のガードレールも曲がっています。
下を覗き込むと、足のすくむ高さです。
教会に戻った後、近くにお住まいの菅原さんのお宅へ行き、お話を伺いました。
津波の時の生々しい体験を直接お聞きし、心に刺さる思いでした。
また「生きる」ということ「死ぬ」ということ、自然の中で「ひと」としての私たちの営みの
あり方を貴重な北極探検や数々の探検の経験を通してお話しくださいました。
普段ふりかえる機会の少ない、生きる意味について投げかけてくださいました。
菅原省司さんはグリーンランド遠征隊、北極点遠征隊、和泉雅子北極点遠征隊を務められ、
2010年藍綬褒章受章されました。
現在、環境省環境カウンセラー、岩手県環境アドバイザー、宮古市環境審議会会長と
してご活躍中です。