2012年10月31日水曜日

10月27日(土)・28日(日) 第2回「だいじょうぶキャラバン」          大人と子供のための読み聞かせの会 ご報告

女優の中井貴惠さん代表の「大人と子供のための読み聞かせの会」による、被災地公演「第2回だいじょうぶキャラバン」が、去る10月27日(土)・28日(日)に宮古市立重茂小学校と山口小学校で実施されました。
4月に山田町立織笠小学校と宮古市立赤前小学校で行われた「第1回だいじょうぶキャラバン」に続き、2回目になります。

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http://moriokaymca-miyako.blogspot.jp/2012/04/blog-post_12.html

こちらは10月27日(土)に行われた重茂小学校です。校舎は3年前に建てられたばかりだそうです。こちらには、重茂小学校のほか、鵜磯小学校と千鶏小学校が入り、3つの学校が授業を行っています。

http://moriokaymca-miyako.blogspot.jp/2012/10/blog-post_12.html






















こちらは10月28日(日)に行われた宮古市立山口小学校です。
宮古市の中心地にほど近いところにあります。
















重茂小学校での公演日当日は、午前中に鵜磯小学校が学習発表会を行っていました。
学習発表会の最中、休憩時間に千鶏小学校の生徒さんも加わり、記念撮影を行いました。

















午後のリハーサル風景です。午前の学習発表会が終了してから、開場する1時30分であまり時間がなかったため、皆さん大忙しで準備がすすめられていきました。

















前回の赤前小学校でもそうでしたが、遮光対策が重要課題の1つでした。
再び、被災地にクライマーを送る会の方々にご協力いただき、登山用のロープを使い、
高所での暗幕をテープで留める作業をしていただきました。
















時間前に既に数名の方々が外でお待ちでしたが、
午後1時30分の開場の時間に何とか間に合いました。






















会場の体育館入口です。続々と人が集まってきました。






















開演前の開場です。ステージ側から撮影しました。






















中井貴惠さんより開演のご挨拶です。
本日のプログラム:
①「だいじょうぶ だいじょうぶ」(大型絵本読み聞かせ)
②「おおきなかぶ」(パネルシアター)






















読み聞かせに入る前に、BGMの生演奏に使用される楽器、
「ピアノ」「お琴」「尺八」の紹介がありました。
















「だいじょうぶ だいじょうぶ」の大型絵本です。
ぼくとおじいちゃんが主人公のお話です。
最初に読み聞かせの導入として
人の命の大切さ、尊さについてお話がありました。
「パパとママから10代先祖にさかのぼると、
自分が生まれてくるまで、2千人以上のご先祖様がかかわっていて、
誰かひとり欠けても自分は生まれていない。」
このお話は、中井さんによって手話をつけて朗読されました。















10分休憩の後は、「おおきなかぶ」の読み聞かせです。















まずは「かぶ」だけでなく、にんじんやきゃべつなど、
いくつかの野菜の種と苗について、
パネルシアターでおさらいをしてからスタートです。
















「おおきなかぶ」のハイライトと言えば、
皆さんで「うんとこしょ!どっこいしょ!」のかけ声。
会場が一体化する瞬間です。





















最後に、ピアノ、お琴、尺八の生演奏で、
「ふるさと」を会場の皆さんで歌いました。
















重茂小学校では、全ての公演が終了後、
千鶏小学校の皆さんによる群読がありました。
とてもしっかりと声が出ていて、
中井さんからも好評をいただきました。

















絵本・CDの販売とサイン会です。

















最後は読み聞かせの会のメンバーと
ボランティアの方々と記念撮影です。
















<今回ご協力いただいたボランティア>
宮古市立重茂小学校・鵜磯小学校・千鶏小学校・山口小学校の関係者の皆さん
中井貴惠さんをはじめとする、大人と子供のための読み聞かせの会の皆さん
宮古市魚菜市場の皆さん
被災地にクライマーを送る会(山の会)の皆さん
宮古読み聞かせの会「ぞうさんのミミ」の皆さん
岩手大学のボランティアの皆さん
地元宮古のボランティアの皆さん
盛岡ワイズメンズクラブの皆さん
京都パレスワイズメンズクラブの皆さん
YMCA関係者の皆さん
広報にご協力いただいた皆さん
当日取材に来ていただいた報道関係各社の皆さん

どうもありがとうございました。

2012年10月19日金曜日

10月19日(金) 写真展「パレスチナ・そこにある日常」のご報告

写真家の高橋美香さんが
東日本大震災以来、2か月に1度、宮古へのボランティアとパレスチナの記録に通う縁で、
このたび末広町商店街の「りあす亭」で写真展「パレスチナ・そこにある日常」が開催されました。


<高橋美香写真展>

日時: 10月19日(金)~23日(火)  午前10時~午後5時
場所: 宮古市末広町商店街 街なか交流施設「りあす亭」























10月22日(月)午後2時から3時まで、スライドトークが行われました。
現地で記録を続ける高橋さんご本人にお越しいただき、展示写真やその背景をスライドを用いて解説していただきました。
狭い難民キャンプに押し込められて故郷に戻れないパレスチナの人々がいる一方で、
普通の人々の当たり前の日常を知る機会となりました。


 




スライドトークでお話をする高橋美香さんです。


 



この度はたくさんの方々にお越しいただきありがとうございました。

2012年10月16日火曜日

10月14日(日) 宮古あきんど復興市に出店しました。

今日は宮古あきんど復興市2012です。
YMCAは今回も富士宮焼きそばのブースを出店しました。
復興市は10月13日(土)と14日(日)の2日間の実施でしたが、YMCAは前日がアドベンチャークラブだったため、14日(日)のみの参加でした。
今回は末広町、大通、中央通の3つの商店会が一緒に行うということで、今までより規模が大きくなりました。





















今日は産直農家の店舗前のスペースをお借りしました。センターからは近いところでした。
ありがとうございました。





















ポニー馬車も出てました。子どもたちに大人気でした。

















お昼ごろになると人がたくさん集まってきました。
最高気温は21℃まで上がり、日中はぽかぽか陽気でした。





















行列のできる焼きそば屋です。 決してヤラセではありません。

















富士宮焼きそばのブースは、終了間際になってもお客さんが絶えることはありませんでした。

















用意した250食完売御礼です。純益はYMCA東日本大震災復興支援募金とさせていただきます。 ご協力いただいた皆様、焼きそばを買って下さった方々、ありがとうございました。

















<本日ご参加いただいた方々>
地元宮古のボランティアの皆さん
被災地にクライマーを送る会(山の会)の石関さん
どうもありがとうございました。

2012年10月13日土曜日

10月13日(土) 宮古アドベンチャークラブ 兜明神岳

宮古アドベンチャークラブ10月例会は、
区界(くざかい)高原にある兜明神岳に登りました。

朝の宮古駅前での出発式です。
今日は時折雨がぱらつくお天気でしたので、
屋根のあるとことでお話を聞きました。

















出発です。
観光バスに乗って区界高原に向かいました。


















区界高原少年自然の家に到着しました。
心配されたお天気もどうやら回復してきたようです。
国道106号線沿いの兜神社の登山口から入山する方法もあるのですが、
今回は少年自然の家から入山して、つつじの丘と見晴山展望台を通って、
頂上岩のすぐ下のかぶと広場まで行きました。

















8月の下見の時は残暑がとても厳しかったのですが
この時期になると紅葉がはじまっていました。
一部の木々が色づいてきています。


















途中の見晴山展望台で記念撮影です。


















見晴山からも兜明神の頂上が見えます。やはり岩岩しています。

















山登りの後半戦です。白樺の森を抜けていきました。


















草原に出たら一本道をまっすぐ登っていきます。


















かぶと広場に到着しました。
子どもたちが鬼ごっこや自由遊びができる広い場所です。
今回はここで昼食を食べます。
この後はここを拠点にして頂上まで40メートルほど登ります。
実はここからが難関です。


















昼食の時間です。風が強くてちょっと寒く感じたので、
みんな日なたに出てきて昼食をとっていました。






















兜明神岳の頂上が良く見えます。かぶと広場からもう少しです。


















みんなより一足早く、頂上までやってきました。
残念ながら早池峰山は雲に隠れていますが、
360度パノラマは本当に絶景です。


















今回ご同行いただいた、
被災地にクライマーを送る会(山の会)のボランティアの方です。
岩登りということでロープワークのご協力をいただきました。


















山頂の祀です。


















そして今日のハイライト。午後の岩登りです。
高学年のグループから順番に三点確保をしながら登っていきます。
下るときも同じ姿勢で降ります。
写真だとわかりにくいのですが、見た目以上に急で険しい岩登りでした。






















高学年のグループが山頂に到着したようです。
小さいですが、その左には先ほどの石祀が見えます。






















この角度で写真を撮ると如何に急であるかがわかります。






















山頂付近まであらためて登ってみました。
振り返ると足がすくむような高さなのですが、
みなさんの表情はとても満足そうです。






















そして下山途中です。
頂上まで辿りつけた人も辿りつけなかった人も、
達成感に満ち溢れた表情をしていました。
ちょっと残念な思いをした人も、次回また来た時の目標ができましたね。

















下山は一本道をあっという間に降りてきました。
皆さんお疲れ様でした。


















次回のアドベンチャークラブは、11月10日(土)です。
晴れプログラムは雫石の小岩井農場で行います。
楽しみにしていてくださいね。
ところで、「小岩井」という名前は、創業者3名の名字の
頭文字をとってつけられたのだそうです。
みなさん知っていましたか?

<本日ご参加いただいた方々>
宮古高校と宮古商業高校の地元のボランティアの皆さん
岩手大学ボランティアの皆さん
盛岡YMCAのボランティアリーダーの皆さん
そして、被災地にクライマーを送る会(山の会)の石関さん
本当にありがとうございました。






2012年10月12日金曜日

10月10日(水) 被災地の今 宮古市重茂地区~姉吉地区        (重茂小学校・鵜磯小学校・千鶏小学校)

今日は宮古市立重茂小学校にやってきました。
来る10月27日(土)に、女優の中井貴惠さん主宰の「大人と子供の読み聞かせの会」の被災地公演「だいじょうぶキャラバン」第2弾を重茂小学校の体育館で行う予定をしており、今回はその下見と打ち合わせが目的でした。

ちなみに第1弾は今年の4月7日(土)に山田町立織笠小学校、8日(日)は宮古市立赤前小学校で実施しており、それぞれ過去のブログにアップしております。
また、今回は翌日の10月28日(日)には宮古市立山口小学校での公演を予定しております。
















重茂小学校の校庭です。右奥が仮設住宅になっています。こちらは当日は来場者の駐車スペースになります。
















読み聞かせの会場としてお借りする、体育館の中を見せていただきました。
校舎と体育館は築3年ということで設備も最新式でとてもきれいでした。















こちらは体育館と校舎を結ぶ渡り廊下です。また、津波で本来の校舎が被災してしまった鵜磯小学校と千鶏小学校の入り口でもあります。現在はそれらの学校の場所を一時的に重茂小学校に移して、3つの小学校がそれぞれ授業を行っています。会議室などを区切って2校の教室として利用されています。















本日は打ち合わせ終了後、本州最東端の魹ケ崎(とどがさき)にほど近い、重茂地区が現在どうなっているのか、視察もしてまいりました。

鵜磯小学校と千鶏小学校の現在使われていない校舎に行ってみました。
こちらは、重茂小学校の北にある鵜磯小学校の正門です。右側を見ると「津波到達地」の石碑が立ててあります。
















石碑の場所から校門を通り、海の方に下って行く途中すぐ左側に鵜磯小学校の校舎があります。

















左手前が地区センター、右奥が鵜磯小学校の校舎です。

















学校の入り口です。昇降口でしょうか職員入口でしょうか。1階部分が津波で被災しています。時計を見ると地震発生時刻で止まったままです。

















広い校庭です。静かでとても良い場所ですね。

















鵜磯小学校の校庭の端から太平洋を望みます。この細い入り江を津波は遡上してきたのですね。
















岩手県北バスの重茂車庫です。年季が入った車庫を見ると何となくノスタルジックですね。

















こちらは千鶏小学校です。重茂小学校の南、姉吉地区を過ぎたところにあります。
1階部分が津波によって被災しています。

















千鶏小学校は本州最東端にある小学校で、それを示すパネルがありました。

















千鶏小学校の校舎から太平洋を望みます。こちらも広々とした校庭ですね。

















校庭の端まで行って下を見てみました。この数十メートルの壁を津波が乗り越えてくるなんて、今でも信じられません。

















宮古市姉吉地区の石碑です。津波から守られた地区としてニュースにも取り上げられた場所です。「~此処より下に家を建てるな」としっかり刻まれています。






















ここから海に向かってすぐ下の50メートルのところまで津波が押し寄せて止まったそうです。

















この石碑より高台にある姉吉地区の全12世帯は無事でした。

















先人の教訓のおかげで集落は守られたのですね。