2012年9月29日土曜日

9月29日(土) 高浜 草刈り

市街地より、国道45線を南下して宮古湾沿いに津軽石方面に向かっていって、今年海水浴場として再開された藤の川を過ぎたところに、高浜という場所があります。 ここしばらくは夏が過ぎて涼しくなったせいか、草刈りのニーズが立て続けに入ってきております。
今日は岩手大学のボランティアの皆さんと一緒に、草刈りにいってきました。

現地に着くと、まずは今日の作業内容について説明がありました。


















敷地内には漁業用のブイが置いてあります。
宮古湾で牡蠣の養殖いかだを準備して一日も早く漁業を復活させたいとのこと。牡蠣のいかだと言えば、お隣山田町の山田湾が有名ですよね。


















それでは早速作業開始です。
今日は朝から台風17号の影響で、時折雨が激しく降るぐずついたお天気でした。



















震災の日にはヘドロが流れ込んだあと、なかなか水が抜けずに苦労したと聞きます。


















雑草が伸び放題という感じで、腰ぐらいの高さにまで成長しているものもありました。
抜いた雑草はまとめて置いておきます。


















お昼の休憩の時間です。お弁当にはおにぎりが用意されていましたが、こういう場所で食べるとまた格別です。


















こちらは男子チーム。 さすがに食欲旺盛です。
 


















高浜の防波堤からすぐ近くの場所です。その向こう側には美しい宮古湾が広がっています。


















午後の作業が始まりましたが、お天気は雨が降ったり薄日が差したり、一日中不安定でした。


















午後は一時間半ほど作業をして終了です。最後に抜いた雑草を数か所にまとめていきます。


















依頼主のご意向で、まずは抜いた雑草を天日で干して乾燥させてから、後日に小山田のごみ焼却場に運びます。

















皆さんが頑張ったおかげで随分すっきりしましたね。本日の作業はこれで終了です。


















<本日ご協力いただいた方々>
岩手大学のボランティアの皆さん、
地元岩手のボランティアの皆さん、
どうもありがとうございました。

2012年9月28日金曜日

9月24日(月) 被災地の今 山田~大槌~釜石(宮古以南)

今日は宮古を離れて少し南下して、現在の被災地の様子を視察いたしました。


まずはお隣の山田町の中心にある、陸中山田駅です。
こちらは在りし日の駅前です。ロータリーに立つ大きな木が印象的です。


















震災当日、火災が発生して駅は全焼してしまいました。
下の写真が現在の陸中山田駅があったところですが、すべてが撤去され、手前のロータリー跡だけが残っています。


















こちらはその全焼してしまった、震災直後の陸中山田駅の構内です。

















現在、陸中山田駅にはプラットホームだけが残っています。


















現在の山田町立船越小学校跡です。
被災してから今年の年明けまでは校舎が残っていましたが、現在は、校門も含めて全て撤去されて何も残っていません。


















現在の山田町のある場所です。震災から1年半が経ちますが、場所によっては未だ瓦礫の処理があまり進んでいないことがうかがえます。






















こちらは在りし日の大槌町役場です。


















そして現在の大槌町役場です。時計を見ると昨年3月11日に津波が到来した時刻で止まったままです。






















こちらも現在の大槌の中心地ですが、2階部分まで被災したビルが当時のままになっています。
























こちらは現在もそのままになっている、釜石市内よりやや南にある唐丹(とうに)というところにある防波堤です。























防波堤が津波によりズタズタになっています。























釜石市両石近くの学校です。























帰る途中に山道で野生の鹿の親子に出会いました。
親鹿はさっさと逃げていきましたが、子鹿は興味津々で我々の様子をずっと伺っていました。






















本日の視察を終えた後だけに、何だかほっとする出会いでした。







2012年9月27日木曜日

9月20日(木) 金浜 草刈り

今日は金浜地区(宮古市街から45号線で釜石方面に向かって、津軽石地区の少し手前)で草刈りの作業の続きをしました。 2週間前に作業していたところ、豪雨によって途中で中止となって、それ以来の作業です。大変お待たせいたしました。



























長~い雑草をポリ袋に詰めやすいように切っていきます。



























伸びた雑草を根元から丁寧に抜いていきます。


























今日は裏庭の場所を中心に行いました。

























今日もまだ暑かったのですが日陰に入れば涼しい風がとても心地よいです。
























東京と広島から来ていただいたコンビです。
この後、雑草は軽トラック1杯分集められ、近くの小山田ごみ焼却所まで持っていきました。
























清泉女子大学YMCAの皆さん、 日帰りでの作業ありがとうございました。
東京と広島から来ていただいた皆さん、 どうもありがとうございました。

2012年9月24日月曜日

9月15日(土)・16日(日) みやこ秋まつり たこやき出店

今年で28回目を迎える「みやこ秋まつり」は、今年が復興元年と位置づけらていることから、第1回復興祈願祭と称して、これまで開催してきた「みやこ秋まつり」を主軸に、宮古駅前を中心にイベントが開催されました。

宮古駅前に、何と青森県黒石市より「巨大こけし」が届きました。 こけし灯ろう祭の巨大こけしだそうですが、このたび青森県東日本大震災復興基金事業の一環として、みやこ秋まつりにやってきました。黒石市の活性化につながることを期待されています。
























YMCAが出店している屋台コーナーの一角では、ハイパーヨーヨーのパフォーマンスが行われていたり、




















サッカーのパフォーマンスと、2対2のサッカー対決がありました。多くのサッカー自慢のペアが、時間の許す限り挑戦していました。





















こちらは三陸鉄道宮古駅の駅前広場のステージですが、2日目の夕方には、八神純子さんのコンサートが開催されていました。 「みずいろの雨」のヒット以来、30数年経つそうですが、透明感があって伸びのある歌声は現在も変わっていませんでした。
























こちらは出店ブースの会場です。開店直後なのでまだ人もまばらです。




















YMCAのブースでは、大玉のたこ焼きを一つずつ丁寧に焼いていきます。



















岩手大学のボランティアの皆さんも午後から駆けつけてもらいました。




















左側の3列が完成間近です。 ぷっくりふくれて美味しそうです。






















たこやき 1パック4個入りで200円です。
たくさん入っていて300円とか350円よりも買いやすいそうです。
いかがですか?

実はこの材料、本場大阪の卸問屋さんから取り寄せていて、味は保証付き。
粉そのものが本当に旨いんです。






















夜になってだいぶ涼しくなってきました。
午後6時からの船山車パレードの時間に合わせてたくさんの人が出てきました。
いよいよお客さんの呼び込み開始です。





















屋台ブースは夜になってから忙しくなりました。
それ以降は、最後までブース前に人が途切れることはありませんでした。
この盛況ぶりはちょっとすごいです。




















屋台の会場も、夜になって大勢の人々が集まってきました。



















たこやきは結局夜の閉店時間まで売れ続け、 2日間合計で860食近くを販売いたしました。
当初の販売目標として掲げていた、2日間800食を上回りました。
並んでまでたこやきを買っていただいた皆さん、どうもありがとうございました。



















こちらは船山車のパレードの様子です。
今年はボランティアの参加人数が少なかったのと、屋台コーナーが閉店時間まで手が離せない状態でしたので、山車引きのお手伝いはできませんでした。
船山車引きのパレードの様子のみアップします。













































今回みやこ秋まつりにご参加いただいた、
岩手大学ボランティアの皆さん
横浜YMCAスタッフの皆さん
被災地にクライマーを送る会の皆さん
大人と子供の読み聞かせの会の皆さん
そして、全国が集まってきたボランティアの皆さん、
どうもありがとうございました。

9月12日(水)・13日(木) 向町 草刈り

宮古市社協より、宮古市向町(閉伊川河口に近い場所)の草刈りの要請があり、2日間お手伝いをしてきました。 正面に見えるのが、震災の日にニュースの津波映像にも出てきた、宮古大橋とその下の高さ3メートルの防潮堤です。 この辺は見てわかるように、防波堤から100メートルあたりのエリアで、震災当日、住居の2階部分のすぐ下にまで、津波が押し寄せた場所です。




















今まではこの地域にお住まいの方が、ずっとお一人で作業をされていたとの事です。




















こちらも昨年草刈りの作業をしたそうですが、ヘドロの養分により、雑草の生育が早いらしく、この夏で随分長くのびていました。





















集めた草は90リットルのポリ袋に詰められ、ごみ焼却場に持っていきました。




















2日間の草刈りで街中が随分きれいになりました。
これで15日(土)と16日(日)に行われる、みやこ秋まつりの船山車が、きれいになった街中を通れます。

9月9日(日) みやこわくわくまつり 出店

本日はみやこわくわくまつり ~ありがとう元気2012~ の日。 総合福祉センター(宮古市社会福祉協議会)には横断幕が張られています。 昨年までは福祉まつりだったそうですが、今年は新たなテーマで趣向を変えての実施となりました。
























会場3階に上がると、YMCAも含む震災復興支援団体の展示コーナーがあります。




















中では民間ボランティア団体などの紹介と震災後これまでの活動内容についての展示がしてあります。




















YMCA宮古ボランティアセンターの展示コーナーです。



















遠く離れたYMCAの保育園から応援メッセージが届いています。



















子ども対象のゲームコーナーもありました。 イベント開始直後に撮影したのでまだ子どもの姿はこの時点ではほとんど見かけませんでした。



















民間ボランティアサークルによる、貝みがき体験のコーナーです。




















民間ボランティアサークルによる、さをり織りの体験コーナーです。




















入口前のエアーの遊具は子どもたちに大人気でした。



















我々YMCAはというと、この日は屋台コーナーで富士宮やきそばの販売をしておりました。 この直後、やきそばを買いに来た方々の行列が出来て、用意した200食のやきそばが午前中で完売しました。 この間、多忙過ぎて写真撮影が全く出来ず、焼きそばを焼いている様子、販売する様子の写真が一枚もありません。本当にすみません。



















やきそば販売による純益はすべて、YMCA東日本大震災復興支援募金とさせていただきます。 お越しいただいた皆様、やきそばを買ってくださった皆様、どうもありがとうございました。

今回北海道からお越しいただいたボランティアさん、 どうもありがとうございました。

9月8日(土) 宮古アドベンチャークラブ  野外炊飯&川遊び

9月のアドベンチャークラブは、宮古市田代にある宮古市野外活動センターに行きました。
小学生の参加者は23名、盛岡YMCAと岩手大学の皆さんがボランティアリーダーとして参加してくれました。
朝は宮古駅に全員集合して元気よく出発しました。

















出発後、1時間くらいで野外活動センターに到着しました。
到着してすぐに担当ディレクターより本日の流れについてお話がありました。




















まず最初は野外炊飯を始める前に、施設内の散策しました。
























今回は日帰りでしたが、宿泊者用にキャビンもあります。



















野外炊飯の時間です。こちらは野菜切り班です。
今日のメニューはみんなが大好きなカレーです。
まずは野菜の皮むきから始めます。



















じゃがいもはピーラーで皮をむきます。手を切らないように気をつけてくださいね。



















野菜を包丁で切るときは大人がサポートに入ります。




















こちらは薪割り班です。火付け用に細い薪を用意しました。
























火がつきました。これで薪割り班の任務の完了です。


























火にかけた鍋に切った野菜や肉を入れます。 しばらく炒めた後に水を入れます。
強火でぐつぐつ煮込んでからアクをとります。カレールウを入れてまたしばらく煮込んで完成です!
























出来上がったカレーライスをみんなで美味しくいただきました。



















食後は自由遊びの時間です。
サッカー、鬼ごっこ、紙飛行機を飛ばしなど、大自然を満喫しながらのアクティビティーでした。




















活動的に動いて汗をかいた後は、いよいよ待ちに待った川での水遊びです。
まずはディレクターから諸注意がありました。




















まずはボランティアリーダーが川の中へ。
浅瀬であること、流れも緩やかで安全であることをまず確認します。



















待ちきれなかった人たちがとうとう水の中に入っちゃいました。


















そして水のかけ合いが始まりました。
最初は慎重だった子どもたちも、中へ中へ。
この後みんなびしょ濡れになりました。



















最後は天然のプール状態になりました。全員で記念撮影です。
一生の思い出に残るとても楽しい一日となりました。
























次回は10月、いよいよ兜明神岳(区界)に登りますよ。
楽しみにしていてくださいね。

岩手大学のボランティアの皆さん、盛岡YMCAのユースリーダーの皆さん
どうもありがとうございました。